豊前海で採苗したマガキの成育特性及びマイクロサテライトDNAマーカーを用いた系群解析

豊前海で採苗したマガキの成育特性及びマイクロサテライトDNAマーカーを用いた系群解析

レコードナンバー791493論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012384NACSIS書誌IDAN10425987
著者名中川 浩一
浜口 昌巳
佐々木 美穂
俵積田 貴彦
中村 優太
書誌名福岡県水産海洋技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元福岡県水産海洋技術センター
巻号,ページ20号, p.81-86(2010-03)ISSN09192468
外部リンク
全文表示PDFファイル (349KB) 
抄録豊前海でのマガキ(Crassostrea gigas)の養殖は、漁場環境が良好なために成長が早く、1年養殖が主体であるが、近年では身入りの遅れやへい死が度々発生している。その対応策として、従来から用いられてきた宮城県産種苗に代わり、豊前海の海域特性に最も適応していると思われる豊前海産種苗の新たな導入が考えられる。そこで本研究では豊前海産種苗の実用性を検討するため、宮城県産種苗や広島県産種苗との成長比較試験や、マイクロサテライトDNAマーカーを用いた系群解析を実施した。その結果、各種苗はほぼ同様に成長し、宮城県産種苗の殻高が若干大きく、軟体部重量が軽い(Fisherの最小有意差法:p<0.05)ほかは有意差は認められず、12月にはすべての種苗が出荷サイズに達した。また、へい死率は宮城県産種苗が他の2種苗より高く、豊前海産種苗と広島県産種苗はほぼ同じ値であった。これらの結果から、豊前海産種苗は広島県産種苗と類似した成育特性を持つと考えられた。一方、マイクロサテライトDNAマーカーにより得られた結果は、アサイメントテストを行うことによって各々が独立した系群として認識され、種苗間での遺伝的距離に差はなかった。今回の結果から、成育特性の面からも遺伝的多様性維持の観点からも豊前海産種苗導入の優位性が示された。
索引語豊前海;豊前海産種苗;宮城県産種苗;成育特性;マイクロサテライトDNAマーカー;広島県産種苗;結果;系群解析;採苗したマガキ;マガキ
引用文献数7
登録日2011年07月21日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat