経済的立地限界の茶栽培

経済的立地限界の茶栽培

レコードナンバー791654論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
論文副題被覆肥料の利用による化学肥料の低減が一番茶の生育と品質に及ぼす影響
著者名付 杰奇
星野 幸一
平井 英明
加藤 秀正
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ79巻・ 2号, p.120-129(2010-04)ISSN00111848
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抄録本研究の対象地域である茨城県奥久慈地方の大子町における茶栽培では、慣行施肥区での深度100cmでの土壌溶液の窒素濃度が130mg/Lで推移すること、この地域と降水量・気温が類似する宇都宮大学附属農場で行われた幼茶樹のポット試験による慣行施肥区の化学肥料窒素の利用率は約28%で低かったこと、等の研究結果をもとに化学肥料の低減が必要と判断された。そこで本研究においても宇都宮大学附属農場内の幼茶樹のポット試験により、茶園における化学肥料の低減を目的に、堆肥および被覆尿素肥料の利用が一番茶にどのような影響を及ぼすかを調べた。堆肥施用量を変えて化学肥料窒素を施肥基準量に対して25%削減しても、全遊離アミノ酸含有量を有意に低下させることはなかった。このことから、適切な堆肥の施用によって、一番茶への負の影響を緩和できると推測した。3水準(標準施肥、25%減肥、50%減肥)の被覆肥料による低減試験においては、施肥基準区の全遊離アミノ酸含有量が最も多かったが、すべての施肥方式のなかで、25%減肥区と標準施肥区の生育量と全遊離アミノ酸含有量に有意差は認められなかった。また、秋肥に被覆肥料を用いることによって一番茶の全遊離アミノ酸含有量を増加させ、タンニン含有率を減少させる傾向が確認できた。したがって、化学肥料による環境負荷を低減するには被覆肥料による25%削減は可能で、かつ秋肥に被覆肥料を施用することによって一番茶の品質を向上させることができると判断された。
索引語被覆肥料;一番茶;化学肥料;低減;全遊離アミノ酸含有量;減肥;影響;茶栽培;利用;品質
引用文献数18
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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