促成,半促成栽培におけるイチゴ品種‘とちおとめ’の高CO2濃度下の葉光合成速度促進に及ぼす光と温度の影響

促成,半促成栽培におけるイチゴ品種‘とちおとめ’の高CO2濃度下の葉光合成速度促進に及ぼす光と温度の影響

レコードナンバー791663論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名和田 義春
添野 隆史
稲葉 幸雄
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ79巻・ 2号, p.192-197(2010-04)ISSN00111848
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抄録イチゴの促成および半促成栽培では、光合成速度を高めて収量や品質を向上させるためにCO2施肥技術が使用されている。本研究は、最近の主力品種のひとつである‘とちおとめ’を用いて、CO2濃度が葉光合成に及ぼす効果を特に日射と温度との関係において調査した。CO2-光合成曲線は、どの生育段階でもCO2濃度800〜1000 ppmで飽和したため、1000ppmを大幅に超えるCO2施肥は効果的でないと判断された。光-光合成曲線は、CO2濃度400ppmでは光強度1000μmol/m2/sで飽和したが、CO2濃度1000ppmでは1000μmol/m2/s以上でも上昇し続けたため、CO2施肥の効果は光強度が高いほど大きくなった。温度-光合成曲線は、CO2濃度400ppmのときには20℃以上でほぼ一定となったのに対して、CO2濃度1000ppmでは30℃まで増加し続けたので、CO2施肥の効果は、高温条件で高いことがわかった。以上の結果から、イチゴ品種‘とちおとめ’に対するCO2施肥は、晴天日には、午前の換気時刻を遅らせ、光強度の高くなる12時頃までCO2濃度800〜1000ppmを施肥すると光合成の促進に効果的であると考えられた。また、曇天日には、気温が低く光強度も低いため、1日中換気はほとんどせずハウス内温度を高め、CO2を施肥し続けCO2濃度800〜1000 ppmを保つことで光合成速度を高められると考えられた。
索引語光;CO2施肥;温度;とちおとめ;施肥;CO2;効果;促成;光強度;光合成曲線
引用文献数12
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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