高知県の水稲早期栽培用品種における白未熟粒割合の年次,地域間差に関与する要因の解析

高知県の水稲早期栽培用品種における白未熟粒割合の年次,地域間差に関与する要因の解析

レコードナンバー791665論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名高田 聖
坂田 雅正
亀島 雅史
山本 由徳
宮崎 彰
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ79巻・ 2号, p.205-212(2010-04)ISSN00111848
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抄録高知県の水稲早期栽培の主要品種コシヒカリ、ナツヒカリの2品種について、白未熟粒割合の年次、地域間差に関与する要因を解析した。白未熟粒割合には品種間差が認められ、年次に関わらずコシヒカリではナツヒカリに比べ白未熟粒割合が有意に高かった。また、年次間の白未熟粒割合にはコシヒカリでは有意差が認められ、ナツヒカリでは有意差は認められなかった。コシヒカリでは、登熟前・中期の日最低気温が23℃以上で、登熟中期の日照時間が6hr/日以下でそれぞれ基白粒割合、乳白粒割合が高い試験地が認められ、登熟前・中期の日最低気温が高い年には基白粒、登熟中期の日照時間が短い年には乳白粒が多発したことが年次間差を生じさせた要因と考えられた。さらに、品種、年次に関わらず白未熟粒割合には大きな地域間差が認められた。白未熟粒割合の地域間差には登熟期間の気象条件の違いのみならず、出穂期における生育の違いも関与していることが指摘され、コシヒカリでは登熟前・中期の日最低気温が高い年には少肥栽培により基白粒の発生が、登熟中期の日照時間が短い年には多肥栽培により乳白粒の発生が助長されることが地域間差を生じさせた要因と考えられた。一方、ナツヒカリでは登熟期間の気象条件に関わらず穂長が長く、m2当たり籾数が多かった場合に白未熟割合が高まると推察された。
索引語年次;白未熟粒割合;ナツヒカリ;コシヒカリ;年;地域間差;中期;日最低気温;登熟中期;日照時間
引用文献数27
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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