大規模トマト施設生産から排出されるトマト残渣量の推定とその堆肥化物の諸性質
大規模トマト施設生産から排出されるトマト残渣量の推定とその堆肥化物の諸性質
レコードナンバー | 791691 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20006215 | NACSIS書誌ID | AA11648748 |
著者名 | 中野 明正 安場 健一郎 佐々木 英和 淨閑 正史 鈴木 克己 高市 益行 | ||
書誌名 | 野菜茶業研究所研究報告 | ||
発行元 | 農業技術研究機構野菜茶業研究所 | ||
巻号,ページ | 9号, p.197-204(2010-02) | ISSN | 13466984 |
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全文表示 | PDFファイル (1088KB) | ||
抄録 | 周年で40kg・m-2のトマト生産が行なわれた場合,11.6kg・m-2の葉,8.7kg・m-2果実残渣,合計20.3kg・m-2のトマト残渣が発生すると推定された。品種によりばらつきはあるものの,トマトの場合,生産期間中で総生産量のおよそ3分の1が廃棄物となり,残渣のうち6割は葉,4割は果実と推定された。堆肥化によりオガクズを含めて容積としては約半減し,投入総重量は17%に減少できた。なお,2次発酵に伴う大きな発熱は認められなかった。コマツナを用いた発芽率などの評価では,いずれの時期に採取した堆肥においても発芽・生育阻害は認められなかった。生産された残渣堆肥の性質は水分保持の性質および無機元素組成から,ほぼバーク堆肥に類似した性質であり,土壌改良材や培地等への使用が考えられた。周年生産した場合,この堆肥化過程で発生するNとCO2は49g N・m-2,5.5kg CO2・m-2と試算され,生産向上に活用できる量であると考えられた。またリンについても,21g P・m-2と生産に活用できる量がまとまって堆肥として回収できる。 | ||
索引語 | 推定;生産;量;性質;堆肥;葉;発生;活用;よそ3分;残渣 | ||
引用文献数 | 13 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |