荒廃土壌におけるススキの生育に及ぼす陸生ラン藻マット「イシクラゲ」施用の影響

荒廃土壌におけるススキの生育に及ぼす陸生ラン藻マット「イシクラゲ」施用の影響

レコードナンバー791827論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016779NACSIS書誌IDAN00352796
著者名河野 伸之
横山 和平
斎藤 雅典
丸本 卓哉
書誌名土と微生物
別誌名Soil microorganisms
発行元土壌微生物研究会
巻号,ページ64巻・ 1号, p.3-10(2010-04)ISSN09122184
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抄録養分の乏しい荒廃土壌のマサ土や火砕流堆積物において、ススキの生育に及ぼすイシクラゲ施用の影響を調査するため、室内にてポット試験を行った。両土壌ともに、3または4か月の栽培期間を通して、ススキ1本あたりの草丈は、滅菌イシクラゲ施用区、イシクラゲ施用区、硝安施肥区、無施用区の順に高く推移した。試験開始3または4か月目のススキの全乾物重は、イシクラゲ施用区と硝安施肥区でほとんど同じ値を示し、滅菌イシクラゲ施用区は最も高い値を示した。これらの栽培期間中におけるススキの成長量の増加は、窒素の動態の結果より、滅菌イシクラゲ施用区は、イシクラゲ中に含まれる有機態窒素が灌水により下層の土壌中に流下したり、無機化されたりしたことにより、イシクラゲ施用区は、イシクラゲを構成するNostoc sp.によって固定された窒素が土壌中に分泌されたり、イシクラゲ自体が無機化されたりしたことによると考えられた。これらのことから、イシクラゲは、窒素などの養分の欠乏した荒廃土壌での植生の早期回復において、効果的な窒素の供給源になりうることや、生きた状態のイシクラゲは、荒廃土壌の生態系全体の窒素の増加に有効であるといえる。
索引語滅菌イシクラゲ施用区;イシクラゲ施用区;窒素;ススキ;荒廃土壌;硝安施肥区;土壌中;無機化;イシクラゲ;生育
引用文献数40
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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