水管理と植付深が水稲の収量と品質に及ぼす影響

水管理と植付深が水稲の収量と品質に及ぼす影響

レコードナンバー791876論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014669NACSIS書誌IDAN00183393
著者名千葉 雅大
寺尾 富夫
松村 修
高橋 能彦
渡邊 肇
書誌名新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
発行元新潟大学農学部
巻号,ページ62巻・ 2号, p.105-110(2010-03)ISSN03858634
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抄録近年の気候温暖化により水稲の登熟気温が上昇している。この気温上昇によって白未熟粒の発生が増加し、米粒の品質低下が問題となっている。深水栽培は白未熟粒の発生抑制に有効であるが、効果の大きい水深18cmの深水栽培が可能な圃場は限られる。そこで、品種コシヒカリ(高温登熟耐性:中)と初星(同:中)を用いて、深水栽培と同様に分げつ発生を抑制する深植(植付深6cm)と、水深が浅い弱深水栽培(水深10cm)、および両者の組み合わせについて、水稲の生育と収量、品質に及ぼす影響を、慣行栽培および水深18cmの強深水栽培との間で比較し、最適な栽培法を比較、検討した。コシヒカリでは、強深水栽培が、最も収量と品質が高く、畦畔が高い圃場では最適な栽培法であると考えられた。また、深植と深水弱深植栽培は、白未熟粒の抑制効果が強深水栽培に次いで大きく、収量の減少が僅少であった。したがって、畦畔の低い圃場ではより省力的な深植も白未熟粒の発生抑制に有効と考えられた。初星については、強深水栽培では、白未熟粒の発生が顕著に抑えられたが、収量が大きく減少した。深植弱深水栽培では、収量は減少したものの、非高温条件では強深水栽培と同程度の白未熟粒抑制効果が得られた。これに対して、深植では、収量が確保され、深植弱深水栽培には劣るものの白未熟粒発生の抑制効果がみられた。したがって、初星では収量を重視するなら深植、品質を重視するなら深植水稲を水深10cmの深水栽培を行うのが適切であると考えられる。
索引語深植;収量;白未熟粒;強深水栽培;深水栽培;抑制効果;深植弱深水栽培;重視;圃場;植付
引用文献数18
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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