オバルブミン感作したBALB/cマウスに対するγ-アミノ酪酸(GABA)の血清IgEレベル抑制作用
オバルブミン感作したBALB/cマウスに対するγ-アミノ酪酸(GABA)の血清IgEレベル抑制作用
レコードナンバー | 791878 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00014669 | NACSIS書誌ID | AN00183393 |
著者名 | 堀 あゆみ 原 崇 佐藤 可奈 城 斗志夫 | ||
書誌名 | 新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University | ||
発行元 | 新潟大学農学部 | ||
巻号,ページ | 62巻・ 2号, p.117-123(2010-03) | ISSN | 03858634 |
外部リンク | |||
全文表示 | PDFファイル (430KB) | ||
抄録 | γ-アミノ酪酸(GABA)は、食品に含まれる機能性成分として注目されている。本研究では、オバルブミン(OVA)感作したBALB/cマウスに対するGABAの免疫制御活性について調べ、経口投与による血清IgEレベルの抑制作用について検討した。in vitro培養試験において、GABAはマウス脾細胞のインターフェロン-γ(IFN-γ)の産生を促進すると同時にインターロイキン-4(IL-4)の産生を抑制した。GABAを経口投与した結果、OVA感作BALB/cマウスにおける総IgE及びOVA特異的IgEの血清レベルが有意に低下した。さらに、ex vivo培養試験において、GABAを経口投与したマウスの脾細胞ではOVA誘導性のIFN-γ産生促進とIL-4産生抑制が認められた。GABAは、Th1の誘導を介してIL-4産生を始めとしたTh2応答を抑制し、IgE産生を抑制する可能性がある。以上の結果から、GABAはIgEが関与するアレルギー疾患の予防に有用であることが示唆される。 | ||
索引語 | GABA;cマウス;産生;抑制;アミノ酪酸;結果;オバルブミン;in vitro培養試験;マウス脾細胞;OVA特異的IgE | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |