ピーマン・トウガラシにおける青枯病抵抗性及び生育諸形質のQTL解析

ピーマン・トウガラシにおける青枯病抵抗性及び生育諸形質のQTL解析

レコードナンバー791904論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20038196NACSIS書誌IDAA12467567
著者名三村 裕
書誌名京都府農林水産技術センター生物資源研究センター研究報告 = Bulletin of the Biotechnology Research Center, Kyoto Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center
発行元京都府農林水産技術センター生物資源研究センター
巻号,ページ2号, p.1-55(2010-03)ISSN21850755
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抄録青枯病は、熱帯、亜熱帯及び日本を含む温帯地域でナス科を中心に多くの植物種に被害を及ぼす難防除土壌病害である。国内のピーマン・トウガラシでは多くの被害が報告されており、近年、‘伏見とうがらし’、‘万願寺とうがらし’等、青枯病に抵抗性がある品種を犯す菌株が発見された。本研究では、国内各地から宿主やレース、biovar、phylotypeの異なる42菌株を用いて品種‘京都万願寺1号’の抵抗性を調査した。その結果、‘万願寺とうがらし’は青枯病菌株に対して部分抵抗性を有していたが、病原性の高い菌株も存在した。そこで、青枯病抵抗性を高めるため、これまでに報告された抵抗性素材に接種試験を行いトウガラシ系統‘LS2341’を選抜した。さらに、国内の病原性の高い青枯病15菌株を接種したところ、‘LS2341’は、いずれの菌株に対しても強い抵抗性があることを確認し、国内での青枯病抵抗性育種素材とした。次に青枯病抵抗性の‘LS2341’と罹病性の‘カリフォルニアワンダー’の交配F1を利用して、葯培養により解析集団を作出した。これを用い青枯病抵抗性がポリジーンであることを確認するとともに、15の連鎖群からなる連鎖地図を作製した。次に、QTL解析により青枯病抵抗性の主要QTL、Bwlを発見し、SSRマーカーのCAMS451が連鎖することを明らかにした。また、同じ解析集団において栽培形質である腋芽発生、開花日、主茎長、主茎の葉数(節数)等のQTL解析を行い、これらに連鎖するDNAマーカーを明らかにした。青枯病抵抗性や栽培形質は、ポリジーンであり、育種が困難であることから、本研究で開発されたDNAマーカーはこれらの形質の選抜に対して有効であり、強度の青枯病抵抗性育種に貢献する。
索引語青枯病抵抗性;抵抗性;QTL解析;青枯病;菌株;国内;トウガラシ;ピーマン;連鎖;万願寺
引用文献数91
登録日2011年07月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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