‘田辺’ダイコン(Raphanus sativus L. cv. Tanabe)のたくあん漬けの特性
‘田辺’ダイコン(Raphanus sativus L. cv. Tanabe)のたくあん漬けの特性
レコードナンバー | 791989 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00016464 | NACSIS書誌ID | AA11178236 |
論文副題 | 「なにわの伝統野菜」の官能検査に関する研究 | ||
著者名 | 嘉悦 佳子 山崎 基嘉 阿部 一博 | ||
書誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
別誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
発行元 | 日本食品保蔵科学会 | ||
巻号,ページ | 36巻・ 3号, p.125-130(2010-05) | ISSN | 13441213 |
全文表示 | PDFファイル (332KB) | ||
抄録 | 近年、地場産野菜が注目されており、大阪府でも「なにわの伝統野菜」が注目されている。「なにわの伝統野菜」であり辛味が強い‘田辺’ダイコン(Raphanus sativus L. cv. Tanabe)をたくあん漬けに加工し、甘味の強い‘耐病総太り’ダイコンたくあん漬けに関して121人のパネルに対し官能検査を行い、属性と嗜好の関係について調査した。本研究所でパネル121人に対し食味検査を行った。たくあん漬けに対し商品価値があると答えた人は、‘田辺’ダイコンは45%、‘耐病総太り’ダイコンは91%という結果であり、甘味の強い‘耐病総太り’ダイコンに比べ、辛味の強い‘田辺’ダイコンは、全体的にみてたくあん漬けの商品価値が低かった。しかし、年齢別でみると、田辺大根に商品価値があると答えた人は、10歳と20歳代は25%で、30歳と40歳代は41%で、50歳と60歳代は57%と年齢が上がるにつれて嗜好が高まることが明確になった。また、性別でみると、男性は49%で、女性は37%であり、男性の嗜好が高いことが明らかとなった。特に、50歳と60歳代の男性は63%という結果で、嗜好がもっとも高かった。しかしながら、辛味の強さについては、ほかのパネルと同様のレベルに評価していたことから、男性で年齢が高くなるほうが、辛味を好む傾向がある可能性が示唆された。 | ||
索引語 | ダイコン;耐病総太り;辛味;田辺;たくあん漬け;Raphanus sativus;嗜好;男性;なにわ;伝統野菜 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |