笑気-酸素-セボフルランで全身麻酔した犬における術中リドカイン静脈内持続投与によるセボフルラン要求量の減少効果
笑気-酸素-セボフルランで全身麻酔した犬における術中リドカイン静脈内持続投与によるセボフルラン要求量の減少効果
レコードナンバー | 792109 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 伊丹 貴晴 山下 和人 福井 翔 前原 誠也 都築 圭子 廉澤 剛 泉澤 康晴 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 63巻・ 4号, p.286-291(2010-04) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (445KB) | ||
抄録 | 犬臨床例52頭の全身麻酔にリドカイン持続静脈内投与(CRI)を応用し、その麻酔要求量減少効果を検討した。麻酔前投薬としてプロピオニールプロマジン0.05mg/kgを静脈内投与(IV)し、カルプロフェン4mg/kgを皮下投与した。プロポフォール6mg/kg IVで麻酔導入し、気管挿管後、50%笑気-50%酸素-セボフルラン吸入麻酔で麻酔維持した。供試犬26頭にリドカイン3mg/kg/時間CRIを投与し(LID-CRI群)、残りの26頭には投与しなかった(対照群)。外科麻酔の維持に要した終末呼気セボフルラン濃度は、LID-CRI群1.6%前後および対照群2.1%前後で推移し、LID-CRI群において有意に低かった(P<0.001)。麻酔中の呼吸循環系モニタリング項目の変化には、群間に有意な差は認められなかった。以上のことから、術中リドカインCRIによって顕著な呼吸循環抑制を生じることなく、セボフルラン要求量を減少できると結論された。 | ||
索引語 | 投与;LID;笑気;酸素;全身麻酔;セボフルラン要求量;セボフルラン;麻酔;静脈内投与;IV | ||
引用文献数 | 24 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |