宮崎県の採卵鶏農場で発生した伝染性喉頭気管炎
宮崎県の採卵鶏農場で発生した伝染性喉頭気管炎
レコードナンバー | 792382 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00011607 | NACSIS書誌ID | AN0007252X |
著者名 | 齊藤 幸恵 片山 貴志 稲井 耕次 鎌田 博志 | ||
書誌名 | 鶏病研究会報 | ||
別誌名 | Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases 鶏病研究会報 | ||
巻号,ページ | 46巻・ 1号, p.18-24(2010-05) | ISSN | 0285709X |
全文表示 | PDFファイル (561KB) | ||
抄録 | 2008年2月に宮崎県では24年ぶりとなる伝染性喉頭気管炎(ILT)が発生した。今回発生した採卵鶏農場では、322日齢の群に死亡羽数の増加と軽度の呼吸器症状が認められ、病理解剖では、少数の鶏において気管に充血や白色壊死巣などの病変が認められた。気管乳剤の接種により発育鶏卵の漿尿膜上にポックの形成を確認した。病理組織学的検査では、気管、喉頭、肺の粘膜上皮に核内封入体および合胞体が認められ、分離ウイルスに対する家兎免疫血清を用いた免疫組織化学的染色では、これらが陽性に反応した。この鶏群は、大雛期にILTワクチンを接種していたが、発生時には抗体をほとんど保有していなかった。発生直後、周囲鶏群に緊急ワクチンが接種され、死亡羽数の増加は10日ほどで減少し、発生鶏舎内での死亡率は約1.2%となった。 | ||
索引語 | 発生;宮崎県;採卵鶏農場;伝染性喉頭気管炎;気管;増加;ILT;ポック;病理組織学的検査;粘膜上皮 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月28日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |