桜島の溶岩台地上に生育するクロマツのマツ材線虫病に対する抵抗性

桜島の溶岩台地上に生育するクロマツのマツ材線虫病に対する抵抗性

レコードナンバー792455論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00020532NACSIS書誌IDAN10592752
著者名曽根 晃一
安田 奈津子
大隈 浩美
福山 周作
永野 武志
書誌名鹿児島大学農学部演習林研究報告 = Research bulletin of the Kagoshima University forests
別誌名Res. bull. Kagoshima Univ. For.
鹿大演研報
演習林研究報告
発行元鹿児島大学農学部演習林
巻号,ページ37号, p.29-36(2010-03)ISSN13449362
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抄録鹿見島県桜島の溶岩台地上に生育するクロマツのマツ材線虫病に対する抵抗性を明らかにするために、1997年と1998年に、鹿児島大学農学部付属演習林桜島溶岩実験場に生育するクロマツ幼樹と桜島溶岩実験場で採取した種子由来の本部実験苗畑に生育するクロマツ幼樹に強病原性マツノザイセンチュウ(島原系統)を1万頭と1千頭接種し、半年間にわたり針葉や樹脂滲出の異常と生存を追跡した。接種後2週間目には樹脂滲出異常が、4〜6週間目には針葉の萎凋が、そして8〜10週間目から枯死が認められた。1千頭接種個体の死亡率は、接種年やクロマツの生育場所にかかわらず、8〜12%と低かった。1万頭接種個体の死亡率は、溶岩実験場に生育する個体では、1997年は14%、1998年は18%と低かったが、苗畑に生育する個体は75%と高かった。8月から9月にかけては、苗畑に比べ溶岩台地の方が、日中の気温は2〜3℃高く、湿度は10〜30%低かった。しかし、クロマツの木部圧ポテンシャルには溶岩実験場と苗畑で有意差は見られなかった。夏の日中に水分ストレスを強く受けると考えられる桜島の溶岩台地上に生育するクロマツは、遺伝的抵抗性を持ってはいないが、何らかの要因が働いて樹勢が増し、見かけ上抵抗性を有しているように見られると考えられた。
索引語クロマツ;苗畑;抵抗性;溶岩実験場;個体;生育;マツ材線虫病;桜島;クロマツ幼樹;針葉
引用文献数17
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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