送粉昆虫マイマイツツハナバチの営巣習性

送粉昆虫マイマイツツハナバチの営巣習性

レコードナンバー792561論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名香取 郁夫
田丸 真弓
横井 智之
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ54巻・ 2号, p.77-84(2010-05)ISSN00214914
外部リンク
全文表示PDFファイル (592KB) 
抄録農作物のポリネーターとして利用できる可能性をもつマイマイツツハナバチOsmia orientalisについて、その特異な営巣習性を調査した。野外に人為的に設置したマイマイの空き殻に本種を営巣させることに成功した(営巣率19.8%)。殻の種類としては、殻の小さいニッポンマイマイより殻の大きいクチベニマイマイのほうが営巣率は高かった。また、欠けや穴のない殻が、あるものに比べて営巣率が高かった。一方、殻の鮮度は営巣率に影響しなかった。周辺環境としては裸地、建物周辺、林縁よりも草地での営巣率が比較的高かった。次世代性比は全体として雄がやや多かった(雄率59.2%)。巣内の性の配列に関して以下のような規則性が読み取れた。ニッポンマイマイのような小さな殻に営巣した場合すべての育房に雄を産んだ。クチベニマイマイに営巣した場合、奥から1番目と2番目の育房は雄率が非常に高かった。そして殻口に近づくにつれ徐々に雌率が高まり手前から2番目の育房で最も雌率が高まった。手前から1番目の育房では再び雄率が高まった。最後に、本種を農作物のポリネーターとして利用できる可能性、および最適なマネージメントの条件について検討した。
索引語殻;営巣率;営巣;育房;ポリネーター;送粉昆虫マイマイツツハナバチ;営巣習性;雄;雄率;農作物
引用文献数29
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat