トルコギキョウ花弁における覆輪着色面積率の環境変異と選抜効果
トルコギキョウ花弁における覆輪着色面積率の環境変異と選抜効果
レコードナンバー | 792659 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 福田 直子 羽田野 昌二 秋元 徹 大澤 良 | ||
書誌名 | 園芸学研究 | ||
別誌名 | Horticultural research (Japan) | ||
発行元 | 園芸学会 | ||
巻号,ページ | 9巻・ 3号, p.255-261(2010-07) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (1558KB) | ||
抄録 | トルコギキョウにおいて覆輪安定性が高い品種を育成するための基礎的な知見を得ることを目的として、栽培環境による覆輪着色面積率の変異と選抜効果を明らかにした。市販F1品種の両親系統(白色花の種子親と紫覆輪の花粉親)を、異なる温度と灌水条件で栽培して覆輪着色面積率を調査した。白色花はフラボノイド覆輪であったので、365nmの紫外光下において暗色となる花弁上のフラボノイドの分布域を覆輪着色面積率として評価した。両系統ともに覆輪着色面積率は栽培環境によって大きく変動した。育種圃場と同様な高温乾燥条件では覆輪着色面積率は低く個体の表現型が潜在化する一方で、20℃底面給水条件で生育量が大きいほど覆輪着色面積率が高くなり個体の表現型が顕在化した。20℃底面給水で異なる着色面積率の花粉親および種子親を選抜し、自殖後代およびF1を同様の環境で栽培して覆輪着色面積率を調査した。その結果、覆輪形質が顕在化する環境での選抜は自殖後代およびF1の覆輪形質の安定化に有効であった。本研究で用いた材料の場合、紫覆輪の花粉親よりもフラボノイド覆輪である種子親の選抜によってF1の覆輪安定性が市販F1よりも顕著に高くなった。 | ||
索引語 | 覆輪着色面積率;種子親;花粉親;F1;選抜効果;覆輪安定性;栽培環境;白色花;紫覆輪;調査 | ||
引用文献数 | 16 | 登録日 | 2011年05月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |