サイクロデキストリンを用いたコエンザイムQ10の熱特性とヒトにおける吸収性の改善

サイクロデキストリンを用いたコエンザイムQ10の熱特性とヒトにおける吸収性の改善

レコードナンバー792727論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010553NACSIS書誌IDAA11809133
著者名高橋 英樹
文後 有里
三國 克彦
別府 秀彦
尾崎 清香
新保 寛
井谷 功典
園田 茂
書誌名Journal of applied glycoscience
発行元日本応用糖質科学会
巻号,ページ57巻・ 3号, p.193-197(2010-07)ISSN13447882
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抄録サイクロデキストリン(CD)がコエンザイムQ10(CoQ10)の水への溶解性、融解熱、ヒトにおける吸収性に及ぼす影響を調べるため、CoQ10を20-24重量%含むCoQ10-CD複合体粉末を調製した。CoQ10の水溶性は、α-CD、デキストリンである程度の改善がみられた。一方、示差走査熱量計分析では、CoQ10の吸熱ピークがβ-CD、γ-CD、β-Iso(R)の存在でほぼ消失したことから、β-CD、γ-CD、β-Iso(R)は、粉末中のCoQ10をほぼ包接した不溶性複合体を形成することが確認された。吸収試験では、健康な成人女性20名を4群に分け、CoQ10原末、CoQ10-β-CD複合体粉末、CoQ10-γ-CD複合体粉末またはCoQ10-β-Iso(R)複合体粉末のCoQ10として0.30g相当量が絶食下で単回摂取され、摂取前(0時間)および摂取2、4、6、8、24時間後の血漿中総CoQ10濃度をHPLCで測定した。CoQ10摂取後の血漿中総CoQ10濃度から摂取前の濃度を引いた血漿中外因性総CoQ10濃度を求めて吸収性を評価したとき、CoQ10-β-CD複合体摂取群、CoQ10-γ-CD複合体摂取群、CoQ10-β-Iso(R)複合体摂取群の摂取0-8時間における血漿中外因性総CoQ10濃度-時間曲線下面積は、CoQ10原末摂取群と比較して有意(p<0.01)な増加が認められ、β-CD、γ-CD、β-Iso(R)がヒトにおけるCoQ10の吸収を促進することが示された。
索引語CD;サイクロデキストリン;ヒト;吸収性;CD複合体粉末;コエンザイムQ10;改善;摂取前;CD複合体摂取群;水
引用文献数10
登録日2011年05月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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