耐暑性サヤインゲン‘OHB00-1K’の育成経過とその特性
耐暑性サヤインゲン‘OHB00-1K’の育成経過とその特性
レコードナンバー | 793004 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20035510 | NACSIS書誌ID | AA12354979 |
著者名 | 川上 光男 橘 知行 計良 貴子 和田 美由紀 田場 奏美 棚原 尚哉 坂本 守章 | ||
書誌名 | 沖縄県農業研究センター研究報告 = Bulletin of the Okinawa Prefectural Agricultural Research Center | ||
別誌名 | Bull. Okinawa Agric. Res. Cent. 沖縄県農研セ研報 | ||
発行元 | 沖縄県農業研究センター | ||
巻号,ページ | 1号, p.46-52(2008-03) | ISSN | 18829481 |
外部リンク | |||
全文表示 | PDFファイル (1567KB) | ||
抄録 | 1)沖縄県内で主に栽培されている若莢用インゲンマメ(以下、サヤインゲンと記す)品種‘ケンタッキーブルー’とマレーシア国から導入され国際農林水産業研究センターによって選抜された耐暑性サヤインゲン‘南星’との交雑後代から、莢色、莢長、耐暑性に関する選抜を繰り返して、県内出荷用耐暑性サヤインゲン‘OHB00-1K’を育成した。2)‘OHB00-1K’は、莢色は緑で、莢長は長い。食味は良好で、比較的高温条件下においても着莢することから、沖縄県内の6月上旬〜7月上旬及び10月上旬〜11月上旬の県内出荷向けのサヤインゲンとして活用できる。3)サヤインゲンの莢色・莢長・耐暑性の遺伝解析を行うため、莢が濃緑で長く耐暑性の弱い品種‘ケンタッキーブルー’と、莢が淡緑で短く耐暑性の強い品種‘南星’との正逆交雑を行い、個体別にホモ接合性を高めた自殖後代を育成し分離を調査した。その結果、莢色・莢長の遺伝には、細胞質遺伝はなく、不完全優性で複数の遺伝子が相加的に関与していると推測された。又、耐暑性の遺伝にも細胞質効果はないが、耐暑性に関わる遺伝子は劣性で複数存在すると推測された。 | ||
索引語 | 耐暑性;耐暑性サヤインゲン;莢;莢色;莢長;ケンタッキーブルー;南星;サヤインゲン;品種;遺伝 | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2011年05月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |