採卵鶏の換羽誘導における飼料給与量制限と炭添加が産卵性に及ぼす影響

採卵鶏の換羽誘導における飼料給与量制限と炭添加が産卵性に及ぼす影響

レコードナンバー793275論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014358NACSIS書誌IDAN00239465
著者名桐山 奈央
菅原 圭佑
石川 聡
林 義明
書誌名名城大学農学部学術報告
別誌名Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Meijo University
発行元名城大学農学部
巻号,ページ46号, p.1-11(2010-03)ISSN09103376
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抄録採卵鶏の換羽誘導において、飼料給与量の制限や飼料への炭の添加が、換羽後の産卵性に及ぼす影響を明らかにすることで、一定の産卵個数を維持しながらの換羽方法の確立を検討した。試験開始時において482日齢のロードアイランドレッド種274羽を供試鶏として用い、対照区(67羽)、絶食区(69羽)、飼料制限区(69羽)および炭区(69羽)の4試験区を設定した。対照区は供試鶏に120g/羽/日の採卵鶏用飼料(DM)を給与した。絶食区では、試験開始時の鶏体重が25%減少するまで絶食を行い、絶食終了後2日間はDMを40g/羽/日給与し、その後は120g/羽/日のDMを給与した。飼料制限区は、DM 75g/羽/日を35日間、DM 65g/羽/日を14日間、続いてDM55g/羽/日を試験開始時の鶏体重が25%減少するまで給与し、その後は120g/羽/日のDMを給与した。炭区はDMに1%の割合で孟宗竹炭を混合した飼料を、鶏体重が25%減少するまで飼料制限区と同様に給与し、その後は120g/羽/日のDMを給与した。毎日の産卵個数と卵重を試験終了時まで計測し、飼料摂取量と各区10羽の体重を試験開始19週後まで毎週測定した。試験終了2日前には各区10個の卵質検査を行った。その結果、試験開始12日後で絶食区の鶏体重が試験開始時から25%減少し、絶食を終了した。この時の絶食区のHen-day産卵率は0%であった。試験開始10週後で飼料制限区と炭区の鶏体重が試験開始時から25%減少し、飼料制限を終了した。この時のHen-day産卵率は有意差はないものの炭区が飼料制限区より高い傾向を示し、炭の給与が腸内絨毛を活性化し、栄養素の吸収効率を高めた可能性が考えられた。試験最終週のHen-day産卵率は絶食区が最も高い傾向を示した。また、試験最終週の飼料摂取量は対照区以外の試験区が対照区より高い傾向を示した。換羽によって減少した体重を回復すると共にHen-day産卵率を向上させるため、より多くの飼料摂取が求められたためと考えられた。試験終了2日前の卵質は全項目において差が認められず、換羽によって卵質は低下しないことが示唆された。本研究から飼料給与量制限による換羽誘導は、絶食には劣るもののHen-day産卵率を向上させる傾向が確認された。また、炭の添加により、Hen/day産卵率は換羽中に高いものの、換羽後は無添加の飼料給与の場合と同様であることが明らかとなった。段階的に飼料給与量を制限することにより、一定の産卵個数を維持しながらの換羽が可能であると考えられた。
索引語羽;DM;給与;換羽誘導;減少;Hen;day産卵率;換羽;絶食区;飼料制限区
引用文献数31
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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