DART-TOF/MSを用いたポリ塩化ビニル中の可塑剤の検索およびフタル酸エステルのスクリーニング法の検討
DART-TOF/MSを用いたポリ塩化ビニル中の可塑剤の検索およびフタル酸エステルのスクリーニング法の検討
レコードナンバー | 793336 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 阿部 裕 山口 未来 六鹿 元雄 平原 嘉親 河村 麻衣子 花尻 瑠理 合田 幸広 河村 葉子 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 51巻・ 4号, p.160-169(2010-08) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (654KB) | ||
抄録 | Direct analysis in real time(DART)イオン化装置にtime of flight/mass spectrometry(TOF/MS)を組み合わせたDART-TOF/MSを用いて、ポリ塩化ビニル(PVC)中の可塑剤の検索とフタル酸エステルのスクリーニング法を検討した。可塑剤40種をDART-TOF/MSで測定したところ、ほとんどの可塑剤でプロトン付加体の擬分子イオン[M+H](+)が得られ、分子量が容易に推定された。また、PVC製シートおよび玩具中の可塑剤を測定したところ、それぞれの可塑剤に相当するマススペクトルが得られ、容易に可塑剤の検索ができた。さらに、DART-TOF/MSにおけるフタル酸エステルのイオン強度を検出限界または最適な目安値で選抜することにより、フタル酸エステル含有量が0.1%を超える試料を見逃すことなくスクリーニングできることを示した。DART-TOF/MS測定は操作が簡便で、瞬時に結果が得られるためPVC中の可塑剤の検索やフタル酸エステルのスクリーニングに有用である。 | ||
索引語 | 可塑剤;フタル酸エステル;検索;スクリーニング法;検討;測定;スクリーニング;real time;time;flight/mass | ||
引用文献数 | 14 | 登録日 | 2011年05月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |