クスアナアキゾウムシの発育に対する温度と日長の影響
クスアナアキゾウムシの発育に対する温度と日長の影響
レコードナンバー | 793417 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014825 | NACSIS書誌ID | AN00186121 |
著者名 | 若山 学 井上 大成 佐藤 重穂 前藤 薫 | ||
書誌名 | 日本応用動物昆虫学会誌 | ||
別誌名 | Japanese journal of applied entomology and zoology 日本応用動物昆虫学会誌 | ||
巻号,ページ | 54巻・ 3号, p.97-106(2010-08) | ISSN | 00214914 |
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全文表示 | PDFファイル (649KB) | ||
抄録 | クスアナアキゾウムシを様々な日長と温度で飼育し、発育特性を明らかにした。18〜25℃の範囲では、幼虫は15L9Dの長日条件でも12L12Dの短日条件でも休眠することなく発育した。幼虫は5〜13齢を経過して蛹化した。温度が低く発育が遅い条件では、脱皮回数が増加し、幼虫期後半に費やされる期間が延長した。死亡率は20℃で最も低く、また羽化成虫の体重は20℃で最も重かった。発育零点と有効積算温度は、卵で10.45℃と137.42日度、幼虫で15.19℃と1,361.58日度、蛹で10.28℃と177.34日度だった。これらの値に基づいて、高知県の平野部と山間部における発育経過を推定した。平野部では早い時期に産卵された場合には、年内に羽化し翌年産卵する1年型、遅い時期に産卵された場合には2年目に羽化し3年目に産卵する2年型となるが、山間部では早い時期に産卵された場合には2年型、遅い時期に産卵された場合には3年目に羽化し4年目に産卵する3年型になると推定された。 | ||
索引語 | 産卵;クスアナアキゾウムシ;日長;発育;温度;幼虫;羽化;平野部;山間部;推定 | ||
引用文献数 | 28 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |