デポジット制度がリユースペットボトルの需要に及ぼす影響
デポジット制度がリユースペットボトルの需要に及ぼす影響
レコードナンバー | 793438 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00011887 | NACSIS書誌ID | AN10165252 |
著者名 | 沼田 大輔 馬奈木 俊介 | ||
書誌名 | 環境科学会誌 = Environmental science | ||
別誌名 | 環境科学会誌 | ||
発行元 | 環境科学会 | ||
巻号,ページ | 23巻・ 5号, p.381-393(2010-09) | ISSN | 09150048 |
全文表示 | PDFファイル (668KB) | ||
抄録 | ペットボトルは、高い回収率であれば、リユースがワンウェイよりも環境負荷を減らしうることが示唆されている。このため、昨今の日本では、ペットボトルのリユースをおこなう場合の回収率を高める方策の検討が求められている。この回収率を高める方策としてデポジット制度の活用が考えられる。しかしデポジット制度は購入時にデポジット分だけリユースペットボトル入り製品の価格を上昇させるため、リユースペットボトル入り製品の需要が減少する懸念がある。本稿では、デポジット制度が組み込まれた環境省リユースペットボトル実証実験において、消費者にアンケートをおこない、デポジット制度がリユースペットボトル入り製品の需要に及ぼす影響について、実証分析をおこなった。その結果、宅配販売のリユースペットボトル入り製品が、4本入り1箱の単位で販売され、1本あたり20円のデポジットが適用されることで、その製品が値上がりしたと感じる消費者については、リユースペットボトル入り製品の需要を減らすという示唆を得た。また、デポジット額に対する感想は、リユースペットボトル入り製品の需要に影響を与えないという示唆も得た。 | ||
索引語 | 製品;需要;デポジット制度;影響;回収率;示唆;ペットボトル;リユース;方策;消費者 | ||
引用文献数 | 12 | 登録日 | 2011年05月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |