ニホンウズラ(Cuturnix japonica)末梢血リンパ球活性化における4種のマイトージェンの培養至適濃度

ニホンウズラ(Cuturnix japonica)末梢血リンパ球活性化における4種のマイトージェンの培養至適濃度

レコードナンバー793473論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
著者名原 ひろみ
半澤 惠
吉田 豊
渡邉 誠喜
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ55巻・ 2号, p.108-114(2010-09)ISSN03759202
外部リンク
全文表示PDFファイル (453KB) 
抄録ニホンウズラの末梢血リンパ球活性化におけるConA、PHA-L、PHA-MとPWMのマイトージェンの至適培養濃度を検討した。末梢血よりリンパ球をPercoll密度勾配遠心法により分離し、2×10(6)/ml浮遊液に調製し、各マイトージェンを0〜1,000μg/ml添加したRPMI1640培地(血清不含〉で0、24、48、72時間培養した。各培養時間後にMTTアッセイにより細胞活性を測定し、培養0時間の測定値を1として各培養条件での細胞活性率を算出した。その結果、ConAおよびPHA-M刺激では濃度依存的に細胞活性率は低下した。一方、PWM刺激時の細胞活性率はPWM濃度依存的に上昇した。また、PHA-L刺激時の細胞活性率は濃度によって異なる反応を呈した。すなわちPHA-L1.0μg/mlでは、培養48時間後に低下した細胞活性率が72時間培養後に高くなり、濃度2.5μg/ml以上、培養48時間後の細胞活性率は他の3つのマイトージェンに比べて常に高く、さらに濃度12.5および125μg/mlでは、48時間培養後に最も高くなり、500μg/mlでは72時間培養後に最も高くなった。マイトージェンとして最も利用されているConAはニホンウズラの末梢リンパ球に対しては生存阻害的に働くことが示唆された。PWMは4つのマイトージェンの中で24時間培養後に全濃度において最も細胞活性率が高くなり、その活性化された細胞の作用によって48時間培養後の1〜25μg/mlの低濃度で低下し、強い抑制細胞間相互作用が働いたことが示唆された。以上のことから、ウズラリンパ球に対しConAは細胞死誘導に有効であり、PWMは一部の細胞に対してのみ高濃度の500μg/ml以上で培養時間とその濃度を変えることにより特定なリンパ球サブセットを効率的に活性化しうることが示唆された。ウズラリンパ球に対してPHA-Mは低濃度の1〜2.5μg/ml濃度、48と72時間培養で活性化効果があり、最もマイトージェンとして適しているのは他のマイトージェンと顕著に異なり濃度による活性化抑制・阻害効果を示さないPHA-Lであり、48時間培養で1〜1000μg/mlの広範囲な濃度で活性化効果が得られることが明確となった。
索引語PHA;細胞活性率;ニホンウズラ;PWM;濃度;マイトージェン;ConA;活性化;細胞;低下
引用文献数17
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat