コムギ播種時期・播種量とトリフルラリン剤処理がカラスムギ防除に及ぼす影響
コムギ播種時期・播種量とトリフルラリン剤処理がカラスムギ防除に及ぼす影響
レコードナンバー | 793569 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015078 | NACSIS書誌ID | AN00097258 |
著者名 | 浅井 元朗 與語 靖洋 | ||
書誌名 | 雑草研究 | ||
別誌名 | 日本雑草学会会報 Journal of weed science and technology Weed research | ||
発行元 | 日本雑草防除研究会 | ||
巻号,ページ | 55巻・ 3号, p.158-166(2010-09) | ISSN | 0372798X |
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全文表示 | PDFファイル (559KB) | ||
抄録 | ムギ作の難防除雑草であるカラスムギを防除するため、コムギ播種時期を移動した圃場試験を茨城県つくば市において2000年、2001年の2ヶ年にわたって実施し、カラスムギおよびコムギの生育に及ぼす影響を検討した。カラスムギの出芽盛期は2ヶ年とも11月中旬〜12月上旬であった。コムギ播種時期の遅延とともにカラスムギの密度は減少し、11月下旬以降の播種で種子生産量の推定値が初期密度以下となった。トリフルラリン乳剤の1.34kg a.i./ha(製剤投入量300ml/10a)処理によるカラスムギ防除効果は年次変動があるものの、生残個体数、穂数、小穂数を無処理区の30〜70%に抑制した。トリフルラリンの効果は約1週間の播種時期遅延に相当し、11月下旬播種・トリフルラリン処理は12月上旬播種・無処理と同程度のカラスムギ防除効果を有すると推定された。コムギの生育は播種時期の遅延にともなって減少したが、年次変動が大きく、暖冬年(2001年播種)は遅播による減収は少なかった。コムギ播種時期の遅延はカラスムギ密度増加防止策としてトリフルラリン剤処理以上に有効である。 | ||
索引語 | カラスムギ;遅延;影響;コムギ;生育;減少;カラスムギ防除効果;年次変動;播種;生残個体数 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2011年05月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |