担子菌菌叢の定量的評価を目指したDNA増幅条件
担子菌菌叢の定量的評価を目指したDNA増幅条件
レコードナンバー | 800052 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00012092 | NACSIS書誌ID | AN00240373 |
著者名 | 和田 朋子 五十嵐 圭日子 鮫島 正浩 | ||
書誌名 | 木材保存 | ||
発行元 | 日本木材保存協会 | ||
巻号,ページ | 36巻・ 5号, p.200-207(2010-09) | ISSN | 02879255 |
全文表示 | PDFファイル (660KB) | ||
抄録 | 腐朽木材中の担子菌を同定するために、Phi29DNAポリメラーゼによる非特異的DNA増幅とポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によるリボソームDNA(rDNA)の内部転写スペーサー(ITS)領域の特異的増幅を組み合わせた手法は有用である。本研究では、担子菌菌叢の定量的評価を行うために、DNA増幅条件について検討した。白色腐朽菌Phanerochaete chrysosporiumおよび褐色腐朽菌Postia placentaから抽出したDNAを等量混合し、様々な条件下でDNA増幅に供した。Phi29 DNAポリメラーゼによる非特異的DNA増幅ではニ種の菌の混合比は、元の比を反映していた。その一方で、PCRサイクル数の増加はDNAの混合比にバイアスを生じた。以上の結果に基づき、担子菌菌叢の定量的評価のために指数的増幅範囲内にPCRサイクル数を最小限に抑えることを提案した。 | ||
索引語 | 担子菌菌叢;定量的評価;DNA;DNA増幅条件;非特異的DNA増幅;混合比;PCR;rDNA;内部転写スペーサー;白色腐朽菌Phanerochaete | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2011年05月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |