高梁川水系におけるCorbiculaシジミの分子分類解析

高梁川水系におけるCorbiculaシジミの分子分類解析

レコードナンバー800096論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016414NACSIS書誌IDAN0024866X
著者名水戸 鼓
荒西 太士
書誌名陸水學雜誌
別誌名Japanese journal of limnology
発行元日本陸水學會
巻号,ページ71巻・ 2号, p.193-199(2010-08)ISSN00215104
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抄録Corbiculaシジミ属は、貝殻の形態や色彩の個体差が大きく、種分類が混乱している。日本を除くアジアの大陸在来種であるタイワンシジミC. flumineaは、異なる2形態型-殻内面が白色で側歯が紫色の形態型および殻内面が濃紫色の形態型-を呈し、後者は日本の在来種であるマシジミC. leanaとの形態識別が困難である。1987年には国内では初めて岡山県倉敷市内で前者の形態型のC. flumineaが報告されたが、同地域では最近C. leanaと形態的に酷似した個体が増加している。本研究では、2008年9月に倉敷市内の高梁川下流域からC. leana様個体や殻内面が白色のC. fluminea形態型を含む淡水性シジミを採集し、それらの種を分子分類法により遺伝的に同定した。ミトコンドリアDNAの16SリボゾームRNA遺伝子の塩基配列を解読した結果、多様な貝殻形態であるにも拘わらず2種類のハプロタイプしか得られなかった。さらに、多重整列解析および近隣結合系統樹から、両ハプロタイプはC. flumineaであると同定された。以上の結果より、少なくとも1987年以降にはC. flumineaの異なる2形態型が倉敷市内の高梁川水系に移入していることが明らかとなった。
索引語形態型;C. fluminea;倉敷市内;殻内面;高梁川水系;形態;日本;2形態型;白色;同定
引用文献数34
登録日2011年05月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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