先端黄白化症抵抗性キヌサヤエンドウ‘伊豆みどり’の育成とその特性
先端黄白化症抵抗性キヌサヤエンドウ‘伊豆みどり’の育成とその特性
レコードナンバー | 800166 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 村上 覚 末松 信彦 | ||
書誌名 | 園芸学研究 | ||
別誌名 | Horticultural research (Japan) | ||
発行元 | 園芸学会 | ||
巻号,ページ | 9巻・ 4号, p.403-408(2010-10) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (809KB) | ||
抄録 | 伊豆地域の秋採りキヌサヤエンドウにおいて重要病害である先端黄白化症に対して抵抗性を持つ‘伊豆みどり’を育成した。先端黄白化症に対する抵抗性は、耐暑性を有する‘あずみ野30日絹莢PMR’から導入した。先端黄白化症抵抗性は、優性の核遺伝子によって支配される形質であった。‘伊豆みどり’は、‘あずみ野30日絹莢PMR’に伊豆地域で広く栽培されている‘伊豆1号’を交配したF1に対し、さらに‘伊豆1号’を2回戻し交雑することにより育成した。‘伊豆みどり’は、先端黄白化症に対して高度な抵抗性を持っていた。‘伊豆みどり’の草丈、節数、分枝数、第一着莢節位はいずれも‘伊豆1号’と有意な差はなく、生育特性は同等であった。莢については、長さ、幅、へた長、厚さ、重さ、緑色度のいずれも‘伊豆1号’と有意な差はなく、品質は同等であった。収量、早晩性についても‘伊豆1号’と同等であった。以上のことから、‘伊豆みどり’は先端黄白化症抵抗性以外の実用形質は‘伊豆1号’と同等であることが確認された。このため、‘伊豆みどり’は伊豆地域の秋採り栽培において普及することが期待される。 | ||
索引語 | 伊豆みどり;育成;先端黄白化症;抵抗性;伊豆地域;差;優性;F1;第一着莢節位はい;早晩性 | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2011年05月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |