卵胞成熟過程におけるセロトニンの卵胞内包量の変化とセロトニン合成酵素分子の遺伝子発現変化
卵胞成熟過程におけるセロトニンの卵胞内包量の変化とセロトニン合成酵素分子の遺伝子発現変化
レコードナンバー | 800300 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20020157 | NACSIS書誌ID | AN10548943 |
著者名 | 福元 隆浩 庄司 憲明 小野寺 大 櫻井 威織 平尾 幸久 田中 哲二 畑村 育次 | ||
書誌名 | Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 | ||
別誌名 | 日本卵子学会誌 | ||
発行元 | 日本哺乳動物卵子学会 | ||
巻号,ページ | 27巻・ 4号, p.216-219(2010-10) | ISSN | 13417738 |
全文表示 | PDFファイル (822KB) | ||
抄録 | セ口トニン(5-HT)は神経伝達物質として知られ、精神疾患の作用因子として理解されている。卵胞形成過程に於ける5-HTは、脳下垂体を介した性腺刺激ホルモンの調節下で作用すると考えられていた。最近の知見より、セロトニン受容体を介したシクナル伝達がプロゲステロンの卵胞内分泌を調整することが示唆され、かつ卵胞における5-HTはHPLCにより幾種もの動物で検出されている。卵胞組織において5-HTが分泌される可能性を検討する為、我々はセロトニン合成酵素である、TPH1、DDCと5-HTの解析をマウス卵胞で行った。5-HTは原始卵胞から検出され、卵胞成熟過程では卵胞透明帯で陽性反応が認められると同時に内包量が増大した。他方、セロトニン合成酵素の遺伝子発現の亢進が認められた。結果、卵胞成熟にはセロトニン合成経路が作用していることが明らかになり、卵胞組織で5-HTが分泌される可能性が示唆された。 | ||
索引語 | HT;卵胞成熟過程;セロトニン;作用;分泌;変化;示唆;卵胞;検出;卵胞組織 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |