栃木県奥日光地域の防鹿柵外におけるミミズ類の増加要因

栃木県奥日光地域の防鹿柵外におけるミミズ類の増加要因

レコードナンバー800302論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
論文副題シカによる植生改変の影響
著者名關 義和
小金澤 正昭
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ92巻・ 5号, p.241-246(2010-10)ISSN13498509
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抄録栃木県奥日光地域では、ミミズ類の現存量は防鹿柵内のササ型林床よりも柵外のシロヨメナ型林床において多いことが報告されている。本研究では、柵外のミミズ類の増加要因について明らかにするために、ササとシロヨメナの地上部現存量とミミズ類との関係について調査を行った。表層性のミミズ類の個体数および現存量とシロヨメナの現存量との間には有意な正の相関が認められ、シロヨメナの現存量が増加してもA0層の深さの増加はみられなかった。これらのことと、表層性のミミズ類は表層でリターを摂食することが報告されていることから、表層種にとってのシロヨメナの嗜好性は高いと考えられる。一方、ササ型林床では、1コドラートで1個体が採集されたのみで、ササの現存量が増加するにつれてA0層の深さは有意に増加した。これらの結果は、表層種にとってササは餌資源として不適である可能性を示唆する。奥日光地域の柵外では、シカの食害によりササ類が全面枯死し、いまではシロヨメナが群生している。以上のことから、本地域の柵外におけるミミズ類増加の主要因は、シカによりササ類が消失し、シロヨメナが増加したことであると結論した。
索引語シロヨメナ;現存量;ミミズ類;増加;ササ;シカ;増加要因;栃木県奥日光地域;報告;表層性
引用文献数33
登録日2011年05月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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