都市の緑地計画・管理と生態リスク
都市の緑地計画・管理と生態リスク
レコードナンバー | 810047 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015063 | NACSIS書誌ID | AN00193852 |
著者名 | 田中 貴宏 | ||
書誌名 | 日本生態學會誌 | ||
別誌名 | 日生態会誌 Jpn. j. ecol Japanese journal of ecology 日本生態学会誌 | ||
発行元 | 日本生態学会暫定事務局 | ||
巻号,ページ | 60巻・ 3号, p.369-376(2010-11) | ISSN | 00215007 |
全文表示 | PDFファイル (617KB) | ||
抄録 | 従来、都市計画分野では、意思決定に際してプランナーと呼ばれる人々の主観に頼ることが多かった。しかし、環境配慮が求められる昨今、科学的知見をより積極的に活用することが求められており、そのため生態学との連携が期待されている。そこで、本稿では「生態リスク」を「都市の生態系サービスの劣化にともない、人間が不利益を被るリスク」と定義し、その言葉をカギにしながら、生態学と連携した都市計画のあり方について検討を行った。都市の緑地には様々な生態系サービスがあり、それらに関する個別研究は進められているものの、1)生態系サービスを総合的に扱うための手法の確立、2)都市の生態リスクを測る指標の確立、3)都市の計画・管理主体への支援情報の整備と、その情報提供、4)モニタリングの仕組みの整備、5)都市の生態系サービスに対する認識の共有、6)人口減少社会における都市緑地の計画・管理手法の確立といったことが今後の課題として挙げられ、それらの解決のために都市計画と生態学の連携、役割分担の明確化が必要である。 | ||
索引語 | 都市;生態系サービス;生態学;連携;確立;計画;都市計画;生態リスク;整備;リスク | ||
引用文献数 | 65 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |