16S rRNA および adh1 遺伝子解析による河川底泥およびその集積培養物におけるオクチルフェノールポリエトキシレート分解微生物の多様性

16S rRNA および adh1 遺伝子解析による河川底泥およびその集積培養物におけるオクチルフェノールポリエトキシレート分解微生物の多様性

レコードナンバー810409論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010122NACSIS書誌IDAA11818622
著者名細田 晃文
堀田 雄大
磯井 俊行
天尾 聡見
伊藤 明代
植野 こずえ
吉川 博道
田村 廣人
書誌名Journal of pesticide science
別誌名日本農薬学会誌. 和文編
日本農薬学会誌
発行元日本農薬学会
巻号,ページ35巻・ 4号, p.470-478(2010-11)ISSN1348589X
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抄録化学物質曝露による微生物群集の自然適応について理解するために,岩田川底泥の集積培養物を用いて,微生物多様性とアルキルフェノールポリエトキシレート(APEOn)の代表としてのオクチルフェノールポリエトキシレート(OPEOn)生分解能の動的関係について精査した。界面活性剤を内分泌かく乱物質へ変換する河川底泥中の微生物の潜在能力を明らかにするために,6つの異なるサンプル中に存在する微生物のOPEOn分解能を集積培養法により調査した。加えて,16S rRNA遺伝子に基づく変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)解析をOPEOn分解微生物の集積前および集積後に行った。6つの底泥サンプル中のOPEOn分解に関する潜在能力を予測するために機能遺伝子(adh1)のコピー数についても定量した。さらに,6つの底泥サンプルのうち3つのサンプルについて16S rRNA遺伝子に基づくクローン解析を行った。集積培養によるOPEOn分解活性は6つの集積物のうち5つから検出された。しかし,クローン解析からは優占種を見出すことはできなかった。DGGE解析からOPEOn分解に関与しているPseudomonas属が集積培養物中の主要な構成種の1つであることが明らかとなった。河川流量が比較的低い場合に,adh1遺伝子の計数量が比較的高いことが示された。これらの結果は,潜在的OPEOn分解微生物は化学物質の曝露履歴が異なる岩田川に広く分布していることを示唆している。
索引語微生物;OPEOn分解;潜在能力;rRNA遺伝子;クローン解析;用いて;アルキルフェノールポリエトキシレート;オクチルフェノールポリエトキシレート;DGGE;底泥サンプル
引用文献数45
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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