キュウリ果実中の糖含量の日ごとの変動と血糖センサーの品質評価への利用
レコードナンバー | 810471 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 堀江 秀樹 |
書誌名 | 園芸学研究 |
別誌名 | Horticultural research (Japan) |
発行元 | 園芸学会 |
巻号,ページ | 10巻・ 1号, p.109-113(2011-01) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (369KB) |
抄録 | 同一ビニールハウスで収穫したキュウリ果実中の糖含量について日ごとの変化を調査した。果実中にはグルコースとフルクトースがほぼ等量含まれていた。果実中のグルコース(およびフルクトース)の含量は,収穫日によって0.8~1.4%の間で変動した。果実中のグルコース含量と収穫前日の天候との関連が認められ,日照時間が短い場合や遮光処理した場合に,翌日収穫した果実中のグルコース含量が低下した。キュウリ果実中の糖含量は日々変動するため,キュウリの内部品質管理には果実中の糖含量を簡便・迅速に測定できるのが望ましい。そこで,使い捨て型のバイオセンサーである血糖センサーを用い,果実中のグルコースを測定することを試みた。血糖センサーを用いて得た結果は,キャピラリー電気泳動法で分析したグルコースのデータと高い正の相関を示した。試料の前処理は簡単で,結果を得るのに10分程度しか要しないので,血糖センサーを用いたこの方法は,キュウリ果実中のグルコースの迅速定量に非常に有効である。 |
索引語 | 糖含量;変動;血糖センサー;品質評価;利用 |
引用文献数 | 11 |
登録日 | 2012年12月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |