リン酸施肥量および土壌有効態リン酸含量がブロッコリー花蕾部のリン・カルシウム濃度と花蕾腐敗病に及ぼす影響

リン酸施肥量および土壌有効態リン酸含量がブロッコリー花蕾部のリン・カルシウム濃度と花蕾腐敗病に及ぼす影響

レコードナンバー810509論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名中村 隆一
日笠 裕治
山上 良明
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ81巻・ 6号, p.543-548(2010-12)ISSN00290610
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抄録リン酸施肥量や有効態リン酸含量が花蕾部のリン濃度や花蕾腐敗病発病に及ぼす影響を明らかにするため,リン酸用量試験や現地調査を実施した。さらに,花蕾肥大期間中の窒素,リンおよびカルシウムの動態を調査し,花蕾のカルシウム濃度に及ぼすリンと窒素濃度の影響を検討した。1)リン酸増肥によりリン吸収量は増加したが,花蕾部重や花蕾部リン濃度に影響せず,土壌診断基準値前後の有効態リン酸含量はこれらいずれにも影響しなかった。2)現地調査では,有効態リン酸含量は発病圃場と未発病圃場との間に有意差がなく,花蕾部のカルシウム濃度に影響しなかった。3)リンは花蕾肥大期間中に窒素に対応して葉から花蕾部へ転流すると考えられた。窒素増肥による花蕾部における集積量の増加率はカルシウムがリンに比べて低かった。4)現地調査ではリン吸収はカルシウム吸収を抑制せず,カルシウムの花蕾部への移行を阻害していなかった。5)以上から,土壌有効態リン酸含量を適正に維持すれば,リン酸施肥量,土壌の有効態リン酸含量およびリン総吸収量は花蕾のリン濃度,カルシウム濃度および花蕾腐敗病発病に影響せず,花蕾の窒素濃度が高いと発病株率が高まることが分かった。
索引語土壌有効態リン酸含量;リン;リン酸施肥量;ブロッコリー花蕾部;カルシウム濃度;花蕾腐敗病;影響;効態リン酸含量
引用文献数21
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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