0.1M塩酸抽出カドミウム濃度および土壌pHからのダイズ子実カドミウム濃度の推定

0.1M塩酸抽出カドミウム濃度および土壌pHからのダイズ子実カドミウム濃度の推定

レコードナンバー810519論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名本間 利光
大峽 広智
大山 卓爾
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ82巻・ 1号, p.7-14(2011-02)ISSN00290610
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抄録異なる水田転換畑において栽培されたダイズ子実Cd濃度に及ぼす抽出液塩酸濃度や畑転換履歴、リン酸吸収係数の影響を検討し、既存の0.1M塩酸抽出土壌Cd濃度や土壌pH(H2O)を用いたダイズ子実Cd濃度の推定を試み、以下の結果を得た。(1)畑転換初年目のダイズ子実Cd濃度は転換2年目以上の圃場より有意に高く、その原因として石灰施用による土壌pHの上昇が原因であると思われた。(2)全てのサンプルにおいてダイズ子実Cd濃度と高い相関がみられた抽出液は0.01M塩酸溶液であった。この抽出液はリン酸吸収係数が高い土壌ほどCd抽出率が劣った。(3)リン酸吸収係数1,100未満のこ土壌では,交換態Cd濃度がダイズ子実Cd濃度と高い相関が認められ,土壌中でのCd吸着体の違いを反映しているものと考えられた。一方、0.1M塩酸溶液はダイズ子実Cd濃度との相関は低かった。(4)畑転換初年目でリン酸吸収係数1,100未満の圃場においては、0.1M塩酸抽出土壌Cd濃度と土壌pHを用いることでダイズ子実Cd濃度を推定することが可能であった。(5)これらにより、土壌Cd濃度に応じた土壌pHの改良目標値を示すことや、リスクマップの作成が可能となった。
索引語土壌pH;塩酸抽出カドミウム濃度;ダイズ子実カドミウム濃度;推定
引用文献数34
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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