閉鎖性の高い中海で垂下養殖されたサルボウガイの成長と生残
閉鎖性の高い中海で垂下養殖されたサルボウガイの成長と生残
レコードナンバー | 810747 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00008678 | NACSIS書誌ID | AN00124667 |
著者名 | 鈴木 秀幸 山口 啓子 瀬戸 浩二 | ||
書誌名 | 水産増殖 = The aquiculture | ||
別誌名 | Aquacult. Sci. Aquaculture Science Suisanzoshoku | ||
発行元 | 水産増殖談話会 | ||
巻号,ページ | 59巻・ 1号, p.89-99(2011-03) | ISSN | 03714217 |
全文表示 | PDFファイル (810KB) | ||
抄録 | 中海の環境条件が異なる3地点で、表層と底層に垂下したネットにサルボウガイを入れ、2008年5月から2009年5月まで飼育し、成長、生残、肥満度を比較した。また、これと同時に中海に生息する天然個体との比較も行った。その結果、夏季は表層で成長が大きく、冬季は底層で成長が大きかった。夏季の成層期では、DOがサルボウガイの成長・生残を制限する一因であり、冬季の循環期では、水温が成長を制限する一因であった。表層で垂下飼育したサルボウガイは天然個体に比べ成長が速く、肥満度も明らかに高かった。閉鎖性の高い中海では、サルボウガイは潜砂しなくても成長し、夏季は表層に垂下し、冬季は底層に垂下することで、年間を通して高い成長率が見込めることがわかった。 | ||
索引語 | サルボウガイ;閉鎖性;中海;垂下養殖;成長;生残 | ||
引用文献数 | 54 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |