品種,土壌pH矯正および耕種条件がダイズ子実カドミウム含有率におよぼす影響

品種,土壌pH矯正および耕種条件がダイズ子実カドミウム含有率におよぼす影響

レコードナンバー810913論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名中村 卓司
山本 亮
羽鹿 牧太
石川 覚
中山 則和
高橋 幹
島村 聡
島田 信二
藤森 新作
小松 節子
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ82巻・ 2号, p.105-113(2011-04)ISSN00290610
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抄録本研究では,子実中のCd含有率を低減するダイズ栽培体系を開発するための基礎的知見を得るために,pH矯正等の施肥法や耕起法などの栽培技術とCd吸収能の低いダイズ品種と組み合わせ,(1)ポット栽培にてpH矯正によるダイズのCd吸収抑制効果の品種間差異,(2)水田転換畑においてpH矯正および耕起,不耕起栽培がダイズ子実のCd含有率に及ぼす影響,(3)地下水位制御システム“FOEAS” において地下水位がダイズ子実のCd含有率に及ぼす影響について調査し,以下の結果を得た。ポット試験において地上部Cd含有率は炭酸カルシウム処理により有意に低下し,特にCd低吸収型のダイズでその効果が大きいことがわかった。水田転換畑における3カ年の試験において,消石灰や石こうといった他のカルシウム資材を施用した結果,ダイズの子実Cd含有率低下には,カルシウム資材の差異ではなく土壌pHが大きく影響し, 不耕起での石こう施用は土壌pHを低下させ子実Cd含有率を上昇させた。これらのことから,土壌のpH矯正と低Cd吸収型の品種を組み合わせることにより,ダイズのCdの吸収を低下させることができる可能性が示唆された。また,FOEASによって地下水位を制御することにより,子実Cd含有率が低下し,地下水位の制御がダイズ子実のCd含有率の低下に有効であることが示唆された。
索引語品種;土壌pH矯正;耕種条件;ダイズ子実カドミウム含有率;影響
引用文献数29
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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