高齢・高密度のアカマツ林の間伐は個体の成長を改善するか

高齢・高密度のアカマツ林の間伐は個体の成長を改善するか

レコードナンバー810973論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名正木 隆
森 茂太
梶本 卓也
相澤 州平
池田 重人
八木橋 勉
柴田 銃江
櫃間 岳
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ93巻・ 2号, p.48-57(2011-04)ISSN13498509
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抄録林冠の閉鎖した94年生アカマツ人工林において,間伐後8年間の個体の成長経過を同齢の無間伐林,140年生天然アカマツ林と比較しつつ,成長が改善されたか否か,成長変化と相関する因子は何か,この人工林を天然アカマツ林のような大径木を含む林型に誘導できるか否か,を検討した。サイズは天然林(DBH=68cm,H=30~35m) の方が人工林(DBH=41cm, H=25~30m)よりも高い値を示した。形状比は人工林で50~80,天然林で40~70だった。樹冠長率は人工林0.2~0.4に対し,天然林では0.25~0.5だった。間伐により人工林の約4割の個体の成長が0.1cm yr-1改善されたが,無間伐林では逆に8割の個体の成長が低下した。個体の成長の改善度は,隣接個体との競合環境の変化や,樹冠長率など個体の着葉量の指標と連関していなかった。この人工林が140年生時に天然林のような大径木を含む林型に達するには,今回観測された成長の改善では不十分である可能性が高いと考えられた。
索引語高齢;高密度;アカマツ林;間伐;個体;成長;改善
引用文献数27
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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