秋冬キャベツ栽培の夏季休閑期への緑肥作物導入による窒素収支の改善

秋冬キャベツ栽培の夏季休閑期への緑肥作物導入による窒素収支の改善

レコードナンバー811221論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013985NACSIS書誌IDAN00381852
著者名糟谷 真宏
廣戸 誠一郎
書誌名愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center
別誌名Research bulletin of the Aichi Agricultural Research Center
発行元愛知県農業総合試験場
巻号,ページ42号, p.141-146(2010-12)ISSN03887995
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抄録秋冬キャベツ畑において、夏の休閑期にソルガムまたはクロタラリアを栽培し、キャベツに対する緑肥の肥料的効果、土壌窒素肥沃度維持効果、硝酸態窒素溶脱抑制効果を検討した。キャベツの収量は、緑肥作物導入初年度には、夏季裸地区と比べて、クロタラリア区で同等、ソルガム区では低収であったが、緑肥導入3年目は連用に伴って多収となった。すき込み時の緑肥作物の窒素保有量は、ソルガムで5.5~12.2g-N m-2、クロタラリアで10.8~18.8g-N m-2であり、キャベツ作の余剰窒素量に匹敵した。土壌窒素含量と炭素含量は夏季裸地区では明らかに減少したが、緑肥施用によりその減少程度は抑えられた。夏季休閑期への緑肥作物の導入は、土壌への窒素蓄積とキャベツの窒素吸収量の漸増による余剰窒素量の減少をもたらすと考えられ、硝酸態窒素の溶脱量の低減効果は、ソルガム区で9g-N m-2 y-1程度、クロタラリア区では6g-N m-2 y-1程度と試算された。収量性、土壌窒素肥沃度の維持、窒素溶脱抑制効果の点から、秋冬キャベツにソルガムまたはクロタラリアを組み合わせた二毛作の有効性が確認された。
索引語夏季休閑期;秋冬キャベツ栽培;緑肥作物導入;窒素収支;改善
引用文献数8
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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