2010年3月の静岡県牧之原市における凍霜害発生時の茶園気象と防霜ファンの効果

2010年3月の静岡県牧之原市における凍霜害発生時の茶園気象と防霜ファンの効果

レコードナンバー811236論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016154NACSIS書誌IDAN00143344
著者名荒木 琢也
松尾 喜義
角川 修
深山 大介
書誌名茶業研究報告
発行元[出版者不明]
巻号,ページ110号, p.1-8(2010-12)ISSN03666190
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抄録2010年3月30日早朝に凍霜害を受けた茶園の気象,被害芽分布,防霜ファンの効果について調査し,以下の結論を得た。1)当夜の気象については,樹冠面から高さ15cmの気温は30日2時頃から6時過ぎまで氷点下に下がり,ファンモー夕後方(地上高7m)の気温も30日3時頃から6時過ぎまで氷点下に下がった。2)出力1.98kWの防霜ファンを57Om2の茶園で稼働させた場合の被害芽の面積割合は,無被害0%,新芽一部被害かつ枯死芽なし24%,新芽一部被害かつ枯死芽あり37%,生存新芽なし・枯死39%だった。3)防霜ファンの逆転層形成阻害効果によって,2回目摘採部分の気温の逆転度が,3回目摘採部分に比べ0.5℃ほど小さく推移したと推察され,この逆転度の差がその後の摘採の遅れを小さくするものと考えられた。4)2010年3月30日の低温は寒気移流と放射冷却とによるもので,防霜ファンの性能の限界を超えていたと考えられた。こうした状況においても,限定的ではあるものの,凍霜害被害程度を軽減でき,摘採の遅れを小さくすることが可能と考えられた。
索引語静岡県牧之原市;茶園気象;防霜ファン;効果
引用文献数3
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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