乳牛の泌乳中 ・後期における,給与飼料低減によるボディコンディションスコアの調整

乳牛の泌乳中 ・後期における,給与飼料低減によるボディコンディションスコアの調整

レコードナンバー811345論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008152NACSIS書誌IDAA11740161
著者名竹中 洋一
福川 たい一郎
書誌名畜産草地研究所研究報告 = Bulletin of National Institute of Livestock and Grassland Science
別誌名Bull. NARO Inst. Livest. Grassl. Sci
Bulletin of NARO Institute of Livestock and Grassland Science
Bull. Nat. Inst. Livest. Grassl. Sci
畜草研研報
発行元農業技術研究機構畜産草地研究所
巻号,ページ11号, p.19-26(2011-03)ISSN13470825
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抄録過肥の乳牛は繁殖障害,栄養障害が起こり易く,ボディコンディションを適正に保つ必要がある。そこで,過肥の乳牛を良好なボディコンディションスコア(BCS)に近づけることを目的として,泌乳中期・後期の個体に給餌量を制限した飼養試験を行い,BCS,体重の変化および乳生産に与える影響を検討した。粗飼料の違いにより次の2試験を行った。【試験I】試験開始時に分娩後3カ月~11カ月のホルスタイン種の搾乳牛16頭を供試し,内6頭は通常の給与量とした(対照区I)。これ以外の10頭は飼料給与を低減し,4頭は配合飼料のみ減らし(CI区),6頭は対照区Iと同じ粗濃比で給与した(NI区)。給与飼料はライ麦サイレージ,ルーサンヘイキューブ,および配合飼料とし,8週間の飼養試験を行った。【試験II】試験開始時に分娩後4カ月~9カ月のホルスタイン種の搾乳牛16頭を供試し,内5頭は通常の給与とした(対照区II)。これ以外の11頭は飼料給与を低減し,6頭は配合飼料のみ減らし(CII区),5頭は対照区Iと同じ粗濃比とした(NII区)。給与飼料はコーンサイレージ,ルーサンヘイキューブ,および配合飼料とし,8週間の飼養試験を行った。CI,NI,CII,NII各区の可消化養分総量(TDN)充足率は83~86%となった。乳量の試験開始時に対する終了時の低下率としては,CI区32.4%,NI区28.3%,対照区I 11.6%,CII区30.4%,NII区33.3%,および対照区II25.5%であった。試験開始時に比べ試験終了時の体重はNI区で23kg,CI,CIIおよびNIIで34~40kgと有意に減少した。BCSは飼料給与低減区において試験期間中に0.2~0.4程度の有意な低下が得られた。対照区のTDN充足率はI: 97%とII: 106%,体重変化はI: 0kgとII: +15kgであった。BCSはほとんど変化しなかった。泌乳後期におけるBCSの調整の可能性が示されたと考えられる。
索引語後期;乳牛;給与飼料低減;ボディコンディションスコア;調整
引用文献数24
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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