中央アジアのバルハシ湖流域における水資源問題

中央アジアのバルハシ湖流域における水資源問題

レコードナンバー811514論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013525NACSIS書誌IDAN10358482
著者名松山 洋
書誌名開発学研究
別誌名Journal of agricultural development studies
日本国際地域開発学会開発学研究
発行元日本国際地域開発学会
巻号,ページ21巻・ 2号, p.1-8(2010-12)ISSN09189432
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抄録バルハシ湖はカザフスタン南東部に位置する内陸湖である。この湖への淡水流入量の約8割を占めるイリ川中流に1970年、カプチャガイダムができたことによって大規模灌漑農業が可能になった。しかしながら、イリ川の流況は一変し、バルハシ湖の水位も低下して環境への悪影響が懸念された。本研究で、主として20世紀におけるイリ川上流、中流、下流の流量やバルハシ湖の水位変動について調べたところ、以下のことが明らかになった。1. カプチャガイダムより下流の年平均流量は、1970年を境に激減していた。この点に関して、ダムによる流量調節のみが注目されるが、1970~1980年代はイリ川上流部でも流量が少ない渇水期であったことに注意する必要がある。2. 1970年以降の流量調節の影響は、農繁期である暖候期についてのみみられた。3. バルハシ湖の水位は1880年以降長周期で変動しており、1970年以降のバルハシ湖の水位低下は自然変動の範囲内である。最近の水位は回復基調にあるが、だからと言ってイリ川の水を無尽蔵に使ってよいわけではない。
索引語中央アジア;バルハシ湖流域;水資源問題
引用文献数12
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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