褐色卵産卵鶏における画像解析による肉斑の評価

褐色卵産卵鶏における画像解析による肉斑の評価

レコードナンバー811657論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005654NACSIS書誌IDAN00186755
著者名奥村 友美
宇野 覚
樫 孝英
田村 勝視
榊原 豊一
宮田 透
上本 吉伸
小林 栄治
谷口 慎
書誌名日本家禽学会誌
別誌名Japanese journal of poultry science
Jpn. poult. sci.
家禽会誌
日本家禽会誌
The journal of poultry science
Japanese poultry science
発行元日本万国家禽学会
巻号,ページ48巻・ 1号, p.1-5(2011-04)ISSN00290254
全文表示PDFファイル (358KB) 
抄録肉斑とは鶏卵内に見られる卵内異物であるが,その測定方法は,主に出現頻度が用いられており,客観的かつ量的に肉斑を把握する評価法が確立されていない。また,肉斑は,白色卵よりも褐色卵の中に多くみられるが,褐色卵を生産する品種間の差については,これまでほとんど報告がなかった。本研究では,褐色卵を生産する3品種(ロードアイランドレッド,白色プリマスロックおよび横斑プリマスロック)の肉斑形質として,出現頻度だけでなく,画像解析により肉斑の大きさ(平均ピクセル数)を数値化する方法を試みた。また,得られた画像から,肉斑出現頻度と平均肉斑ピクセル数を調査し,更に肉斑の出現頻度と大きさとの関連性について,それぞれ品種間での差異を比較・検討した。使用した個体は,各品種で28羽とした。測定は,214日齢から30日間に産卵した全ての卵を割卵し,デジタルカメラにより撮影した後,肉斑出現頻度および平均肉斑ピクセル数を算出した。品種間の比較では,産卵率について有意差は見られなかったが,肉斑出現頻度および平均肉斑ピクセル数で品種間に有意差がみられた。特に,横斑プリマスロックは,他の2品種と比較して,肉斑出現頻度(39.6%)が有意に高く,また,平均肉斑ピクセル数(110.8ピクセル)も有意に高い値を示した。次に,産卵率,肉斑出現頻度および平均肉斑ピクセル数の間の相関関係を検討したところ,肉斑出現頻度と平均肉斑ピクセル数との間に3品種とも高い正の相関(0.648~0.717)が認められた。これらのことから,画像解析により得られた平均肉斑ピクセル数は,肉斑形質を評価する一つの指標となりうること,また,褐色卵を生産する鶏品種間で,肉斑形質に明らかな違いがあることが示唆された。
索引語肉斑;肉斑出現頻度;品種間;褐色卵;出現頻度;横斑プリマスロック;生産;肉斑形質;比較;3品種
引用文献数10
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat