飼料イネ種子の休眠程度が越冬後の発芽力に及ぼす影響とその品種間差異

飼料イネ種子の休眠程度が越冬後の発芽力に及ぼす影響とその品種間差異

レコードナンバー811719論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名大平 陽一
佐々木 良治
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ80巻・ 2号, p.174-182(2011-04)ISSN00111848
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抄録ホールクロップサイレージ用水稲(飼料イネ)を収穫する際に,圃場に脱落した種子に由来するイネが翌年以降に一般食用水稲品種を栽培する圃場に発生し,雑草化する問題が生じている。そこで,雑草害の軽減を目的として,普及あるいは育成中の15~19の飼料イネ品種・系統などを黄熟期に収穫し,種子を水田圃場表面あるいは深度15cmの土中で越冬させ,翌春に回収して発芽力を調査した。越冬処理は,2006~2007年と2007~2008年の2回行った。「(越冬処理後の発芽率/越冬処理前の発芽率)×100」として算出した越冬後の発芽指数は,圃場表面に設置した処理では0~44,土中に埋設した処理では0~24であり,明らかな品種間差異が認められた。また,発芽指数は,ほとんど全ての品種・系統において,種子を圃場表面で越冬させるよりも土中に埋設して越冬させた方が低下した。越冬後の発芽指数は,越冬処理前の種子の休眠程度と正の相関関係を示し,特に,土中に埋設した場合に相関係数は高かった。また,土中で越冬させた種子には発芽の痕跡が認められ,この発芽痕のある種子の割合は,休眠程度の小さい品種・系統ほど高まり,両者は負の相関関係を示した。これらのことから,休眠程度の小さい飼料イネ品種ほど収穫後から越冬期間中に土中で発芽・枯死する可能性が高まり,越冬後の発芽力は低下しやすくなると考えられた。
索引語土中;種子;越冬;越冬処理前;圃場表面;処理;品種;系統;発芽指数;埋設
引用文献数31
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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