日本の森林樹種6種に対する窒素沈着を考慮したオゾンのリスク評価

日本の森林樹種6種に対する窒素沈着を考慮したオゾンのリスク評価

レコードナンバー811735論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015063NACSIS書誌IDAN00193852
著者名渡辺 誠
山口 真弘
書誌名日本生態學會誌
別誌名日生態会誌
Jpn. j. ecol
Japanese journal of ecology
日本生態学会誌
発行元日本生態学会暫定事務局
巻号,ページ61巻・ 1号, p.89-96(2011-03)ISSN00215007
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抄録アジア諸国からの越境大気汚染によって日本におけるオゾン(O3)濃度および大気からの窒素沈着量の増加が懸念されている。一方で、O3に対する樹木の感受性が窒素沈着によって変化する可能性が指摘されている。そこで、日本の代表的な森林樹種6種(ブナ、コナラ、スダジイ、カラマツ、アカマツおよびスギ)を対象に、窒素沈着量の増加に伴うO3感受性の変化を考慮したO3のリスク評価を行った。オープントップチャンバーを用いた実験でO3と土壌窒素負荷の複合影響を評価した結果、O3感受性に樹種間差異が認められ、カラマツ、ブナおよびスダジイのO3感受性はスギやコナラのそれよりも高かった。一方、O3と窒素負荷の複合影響にも樹種間差異が認められた。ブナでは窒素負荷量の増加に伴ってO3感受性が高くなったが、カラマツでは逆に低くなった。これらの結果と各樹種の分布、そして全国の光化学オキシダントや窒素沈着量のモニタリング結果を地理情報システムで統合し、O3のリスク評価を行った。その結果、O3感受性の樹種間差異と、ブナで認められた窒素沈着によるO3感受性の変化が要因となって、AOT40が高い地域とO3による成長低下率が高い地域が必ずしも一致しないと結論づけられた。
索引語O3感受性;ブナ;窒素沈着;コナラ;窒素沈着量;増加;変化;カラマツ;樹種間差異;結果
引用文献数33
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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