リアルタイム定量PCR法によるイチジク株枯病菌の絶対定量および検出

リアルタイム定量PCR法によるイチジク株枯病菌の絶対定量および検出

レコードナンバー811739論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014149NACSIS書誌IDAN0019269X
著者名三好 孝典
清水 伸一
篠崎 毅
澤田 宏之
書誌名日本植物病理學會報 = Annals of the Phytopathological Society of Japan
別誌名Japanese journal of phytopathology
日本植物病理学会報
発行元日本植物病理學會
巻号,ページ77巻・ 2号, p.96-104(2011-05)ISSN00319473
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抄録リアルタイム定量PCR(qPCR)法を利用してイチジク株枯病菌Ceratocystis fimbriataを高感度に絶対定量するための実験系を確立した。プライマー・プローブはリボソームDNAのITS領域を標的として設計した。その特異性について検討したところ,同種(C. fimbriata)として扱われているイチジク株枯病菌とサツマイモ黒斑病菌のうち,前者を鋳型とした場合は増幅したが,後者および他の主要な土壌伝染性病原糸状菌からは全く増幅が認められなかった。絶対定量するために必要な検量線は,本菌の子のう胞子懸濁液の10倍希釈系列を用いて,イチジク枝組織50mg(生重)に対する添加回収試験(澤田ら,2008)を行うことによって作成した。その結果,10 1 ~10 7病原菌細胞数(子のう胞子数)/枝50mg(生重)の範囲で強い直線性と適正なPCR効率が得られることから,少なくともこの範囲において高い定量性が期待できることが明らかとなった。また,本法を用いて定性的な検出を行う場合の検出下限は,約10 0細胞数/枝50mg近くまでさかのぼる可能性が認められた。人工接種した苗や枝,および自然発病枝における病原菌密度を調べたところ,密度が10 3細胞数/枝50mg以下の枝組織からは,肉眼的に判別できるような病変は認められないことが明らかとなった。
索引語定量;増幅;生重;範囲;リアルタイム定量PCR;法;C. fimbriata;イチジク株枯病菌;子のう胞子懸濁液;用いて
引用文献数20
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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