宮城県産サンマ缶詰のカーボンフットプリント
宮城県産サンマ缶詰のカーボンフットプリント
レコードナンバー | 811926 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20000624 | NACSIS書誌ID | AA11546908 |
著者名 | 渡邊 一仁 石田 理 矢野 歳和 田原 聖隆 | ||
書誌名 | 宮城県水産研究報告 | ||
別誌名 | Miyagi Prefectural report of fisheries science Miyagi Pref. Rep. Fish. Sci. 宮城県水産研究報告 宮城水産研報 | ||
発行元 | 宮城県水産研究開発センター | ||
巻号,ページ | 10号, p.25-32(2010-03) | ISSN | 13464329 |
全文表示 | PDFファイル (526KB) | ||
抄録 | これまでサンマを対象としたLCAは報告されていなかったが,大衆魚であるサンマ業を対象にしたカーボンフットプリントを定量化することができた。本研究から次の結論が得られた。1. 平成20年は総漁獲量が大きく豊漁であった前提条件の下で,サンマ缶詰におけるCO2量は加工段階と漁獲段階で大きかった。2. 現場のデータを積み上げることで,サンマ1 kg漁獲するにあたり,19トン型のサンマ船で687 g,199トン型のサンマ船で287 gのCO2を排出しており,サンマ平均では,380 gと推定された。3. また,サンマの缶詰1缶 (150 g) あたりのカーボンフットプリントは157.4 gであることが試算された。4. 新宮城丸で運航速度の制限による効果を検証したところ,1航海当たり400 Lの燃油削減効果が得られ,燃油コストで1日あたり28,000円,CO2では1日あたり1.2 tの削減が確認された。5. 単位燃油消費あたり漁獲量という指標が今後の漁業評価や漁業政策で有効に活用されるべきである。 | ||
索引語 | CO2;カーボンフットプリント;サンマ船;LCA;平成20年;加工段階;漁獲段階;サンマ;漁獲量;あたり | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2012年12月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |