二酸化塩素によるカイコ核多角体病ウイルスの不活化

二酸化塩素によるカイコ核多角体病ウイルスの不活化

レコードナンバー811979論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003601NACSIS書誌IDAA1158833X
著者名野澤 瑞佳
代田 丈志
書誌名大日本蚕糸会研究報告
別誌名Journal of Dainippon Silk Foundation
大日本蚕糸会研究報告
発行元大日本蚕糸会
巻号,ページ58号, p.9-12(2010-12)ISSN
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抄録二酸化塩素は,新たな消毒剤として注目されている塩素系の無機化合物である。この薬剤の養蚕分野への利用性を検討するために,純粋な二酸化塩素と,亜塩素酸ナトリウムの活性化で得られた二酸化塩素の2種薬剤を使用して,カイコ核多角体病ウイルス(1.16×10 7 OBs/ml)の不活化条件を調べた。その結果,二酸化塩素は,塩素濃度500 ppm (pH 2.49)の10分間処理でウイルスを不活化した。一方,活性化二酸化塩素は,ウイルスを不活化するために,活性化原液の60倍希釈液(pH 2.65)で30分,40倍希釈液(pH 2.60)で15分の処理を必要とした。どちらの二酸化塩素で多角体を処理した場合でも,多角体は溶解せずに固化するため,このウイルスの不活化は,酸性条件下における多角体の難溶化に起因する可能性がある。今後,多角体に包埋されたBmNPVの不活化が,二酸化塩素によるものか,酸の強さによるものか,その両方の作用によるものか,調べる必要がある。
索引語二酸化塩素;ウイルス;不活化;多角体;酸;OBs/ml;処理;包埋;BmNPV;活性化
引用文献数11
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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