小笠原諸島海域において PSATs を装着して放流したメカジキ Xiphias gladius の追跡

小笠原諸島海域において PSATs を装着して放流したメカジキ Xiphias gladius の追跡

レコードナンバー812125論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20032174NACSIS書誌IDAA12209120
著者名山口 邦久
書誌名東京都水産海洋研究報告
別誌名Tokyo Metropolitan Research on Fisheries Science
発行元東京都島しょ農林水産総合センター
巻号,ページ4号, p.61-108(2011-03)ISSN18815693
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抄録1. 小笠原海域において,たて縄で漁獲した8個体のメカジキ(推定体重50~150kg)にPSATsを装着して放流し,7個体よりデータを回収した。放流後の追跡期間は11~227日間であった。2. 放流後の追跡期間の長期化に伴って,PSATsより送信されたデータの利用可能率は減少した。データ収集間隔を6時間ごとに設定した場合,データの利用可能率は,放流後の追跡期間が11日間で100%,80日間で63.2%,227日間で7.0%となった。3.PSATsを装着したメカジキ追跡期間中の日間平均移動距離は7.8~35.5kmであり,魚体重との間に相関は認められなかった。4. 大型個体ほど潜水中に記録された最低水温の低い傾向が認められた。5.海面水温と水温差の間には正の相関が認められ(R2=0.7965),南カリフォルニア湾の調査結果とよく一致した。また,水温差0℃における海面水温の論理値は8.4℃であり,文献によるメカジキ生息限界水温の下限値ともおおむね一致した。6. 冷水渦内を移動した場合,日中の生息水深は浅くなり500~600mにいる割合が増えていた。7. 暖水渦内を移動した場合,日中の生息水温は9~12℃の割合が増えていた。8. 放流後の追跡期間が42日以上の6個体中5個体では,放流地点からの直線距離で300km以上移動した。しかし,1個体のみは放流地点から178km以内に留まった。
索引語追跡期間;データ;移動;装着;利用可能率;海面水温;一致;割合;放流地点;正の相関
引用文献数13
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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