春季の摘心処理がウメ‘南高’の収量性および作業性に及ぼす影響

春季の摘心処理がウメ‘南高’の収量性および作業性に及ぼす影響

レコードナンバー812161論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009168NACSIS書誌IDAA11480140
著者名竹中 正好
三宅 英伸
根来 圭一
書誌名和歌山県農林水産総合技術センター研究報告
別誌名和歌山農林水技セ研報
Bull. Wakayama Res. Cent. Agri. Forest. Fish
発行元和歌山県農林水産総合技術センター
巻号,ページ12号, p.63-67(2011-03)ISSN13455028
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抄録ウメは徒長枝が多数発生するため,冬季の剪定に多くの時間と労力を要するうえ,剪定枝の処分にも困っている。また,樹冠内部が日陰となりやすく,結果枝が枯れ込む原因にもなっている。そこで,徒長枝の発生を抑え,安定した結果層を確保する目的で春季における新梢の摘心処理を行い,生産性や作業性の検討を行った。1. 摘心処理された枝梢は,枝の先端部の葉面積が大きく,日照条件が優れる樹冠外周部では葉が厚くなり,葉色も濃緑で光合成速度も高まる。2. 摘心処理により徒長技数が慣行栽培の50%程度となり,冬季の剪定時間を半分程度に短縮できる。また春季の摘心処理に要する時間を加えた総枝梢管理時間についても,慣行に比べ75%程度と少なくなり作業時間の短縮につながる。3. 受光態勢が改善され樹の日当たりに優れることから,摘心枝や樹冠内部の枝にも花芽の着生が良好となり,安定した結果層の確保につながる。4. 慣行栽培に比べ果実肥大に優れるとともに,青果で分割収穫した場合,1回目における早期の収穫割合が高くなる。5. これらの結果から春季の摘心処理は,徒長枝の発生が抑制され,樹冠内部の受光態勢が改善されることから花芽の着生が良好となり,安定した結果層が確保できる。さらに,果実肥大の促進や収穫期の前進化,生産の安定化が期待でき,特に労働負担が大きい冬季の剪定作業の省力化につながる。
索引語冬季;摘心処理;時間;安定;樹冠内部;徒長枝;結果層;確保;枝;発生
引用文献数4
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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