紫紋羽病菌が生産する毒性二次代謝産物の寒天培地中への蓄積に起因するトビムシの死

紫紋羽病菌が生産する毒性二次代謝産物の寒天培地中への蓄積に起因するトビムシの死

レコードナンバー812184論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00017632NACSIS書誌IDAN00334874
著者名澤畠 拓夫
中村 仁
佐々木 厚子
兼松 聡子
書誌名Edaphologia
発行元日本土壌動物研究会
巻号,ページ87号, p.41-48(2010-10)ISSN03891445
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抄録ヒメツチトビムシ・ムラサキトビムシ・オオフォルソムトビムシの3種をジャガイモ・ブドウ糖・寒天(PDA)平板培地上に生育させた紫紋羽病菌3菌株の菌叢上に放ち,トビムシによる本菌の摂食試験を行ったところ,ヒメツチトビムシは3種の中で最も低い生存率を示した。そこで紫紋羽病菌が生産する非揮発性二次代謝産物によるヒメツチトビムシの殺虫効果について。PDA培地上に敷いたセロファン膜上に生育させた紫紋羽病菌とその下の寒天培地とで比較検討した。セロファン膜上の菌糸体に放ったヒメツチトビムシの生存率は51~99%と高かったが,セロファン膜の下の寒天培地上では生存率3~21%と低かった。菌糸体上から得られたトビムシの消化管には紫紋羽病菌の菌糸断片と脱皮殻が観察されたが,寒天培地上で死んだトビムシの多くは消化管内に寒天片を含んでいなかった。以上から,紫紋羽病菌の培養上でトビムシが死んだ原因は寒天培地に蓄積した紫紋羽病菌の非揮発性二次代謝産物の作用であると考えられた。さらにこの二次代謝産物のトビムシ殺虫効果は,経口によるものではなく,粘管経由で作用するものであることが窺われた。
索引語トビムシ;ヒメ;紫紋羽病菌;寒天培地;生存率;生育;非揮発性二次代謝産物;殺虫効果;下;作用
引用文献数37
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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