24℃以下で生じるセーシェル在来トウガラシ(Capsicum chinense)の生育異常
24℃以下で生じるセーシェル在来トウガラシ(Capsicum chinense)の生育異常
レコードナンバー | 812482 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00009245 | NACSIS書誌ID | AN10074361 |
著者名 | 小枝 壮太 竹崎 あかね 磯村 由紀 矢澤 進 | ||
書誌名 | 京大農場報告 = Bulletin of the Experimental Farm, Kyoto University | ||
別誌名 | Bulletin of Experimental Farm, Kyoto University | ||
発行元 | 京都大学農学部附属農場 | ||
巻号,ページ | 19号, p.15-20(2010-12) | ISSN | 09150838 |
全文表示 | PDFファイル (3565KB) | ||
抄録 | 本研究室がセーシェル諸島より導入したトウガラシ品種の中に、日本で育成すると全ての実生が揃って季節依存的な縮葉を発現し、生育が著しく不良となるものを見出した。本実験では、セーシェル在来トウガラシ‘Sy-2’(Capsicum chinense)の縮葉発現を引き起こす要因を検討した。ハウスおよび恒温器での生育調査より、日長は‘Sy-2' の縮葉発現に関与せず、生育温度が24℃を下回る場合に縮葉は発現した。また、1日に8時間以上24℃に遭遇すると、‘Sy-2’の縮葉は発現した。接木を行うと、28℃ではいずれの接木組み合わせでも縮葉発現が認められず、20℃では穂木が‘Sy-2’の場合には台木が他のC. chinense、強い低温耐性を持つC. baccatum、‘Sy-2’のいずれでも縮葉が発現した。このことから、‘Sy-2’の茎葉部が24℃以下の生育温度にさらされると、縮葉が発現すると考えられた。 | ||
索引語 | Capsicum chinense;生育異常;セーシェル在来トウガラシ | ||
引用文献数 | 15 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |